液晶モニター応答速度について


 

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 液晶モニター応答速度について


 2000年度以降、市販モニタは、CRT(ブラウン管)モニタから、液晶モニタに切り替わって来た
そして、2005年度には、PCメーカーからCRTが完全に消えたと言って良いほどです。
それぞれ、良い所と悪い所があるのだが、液晶モニタの弱点である、応答速度について考えてみよう。

 もともと、液晶TVとプラズマTVの違いやメリットデメリットでも問題になってる点でもある
液晶は一般的に反応が鈍いが、電力量が低く経済的、プラズマTVは応答が速いが、電気代が不経済と言えるだろう

 今回、飽くまでPCとしてのモニタについてをメインに考える



索引
  1.CRTの仕様書表記
2.液晶モニタの応答速度の表記
3.リフレッシュレートの換算
4.テレビ放送や映画のコマ数
5.液晶パネルの特長
6.液晶モニタの画素ピッチ計算
7.用途別モニタリスト
8.パネル別の目の疲れランキング
9.モニタのインターフェイスとケーブル
10.映像端子と映像信号
11.総論



■CRTの仕様書表記

一般的にブラウン管モニタの場合、仕様書には以下の様な仕様が書いてある
 最大解像度:1280 x 1024ドット / リフレッシュレート60Hz

上記が、一般的な15〜17インチ程度の市販モデルでよく使われる仕様でしょう。
ちなみに現に2005年で、CRTモニタを発売してるメーカーはほとんどないが、
iiyamaのMA203Dは現行品なので、下の二行の仕様は、このモニタの例として
 推奨解像度:1280 x 1024ドット / リフレッシュレート85Hz
 最大解像度:1920 x 1440ドット / リフレッシュレート72Hz
 走査周波数:水平 30.0〜110.0kHz / 垂直 50〜180Hz
  → 株式会社イーヤマ 22インチ高解像度CRTモニタ
  機種名:MA203D メーカー希望小売価格(税別):84,800円

このような仕様になっている。
解像度に関しては、別の特集で調査済み(解像度について)だが、
では、リフレッシュレートとは何か?

意味は、最下部の辞書にも掲載してるが、分かりやすく説明すると、
ディスプレイの画面描画の速度を現す物で、リフレッシュレート70Hzのディスプレイは1秒間に70回画面を再描画する事を示す。
また、これらは、ブラウン管方式のモニタの応答速度という事になる。


■液晶モニタの応答速度の表記

今現在、液晶モニタの仕様に表記されてる物として・・・
・PC用
 応答速度 80ms(暗→明→暗)    (※2001/10製:iiyama 19インチ AU4831D)
 応答速度 25ms(黒→白→黒)    (※2005/01製:iiyama 19インチ ProLite E481S-1)
 応答速度 08ms(不明確)       (※2004/12製:三菱 19インチ RDT195S)
 応答時間 12ms(不明確)      (※2005/02製:SONY 19インチ SDM-HS95P)
 応答速度 16ms (黒→白→黒) / 中間階調応答速度:12ms          (※2005/06製:ナナオ19インチ FlexScan S1910-R)
 応答時間 12ms(黒→白→黒)/ 中間階調応答速度:6ms (グレイ→グレイ時) (※2005/02製:BenQ 19インチ FP91V+)

・TV/PC兼用
 応答速度 16ms (不明確)    (※2004/12製:SHARP 26インチ IT-26M1)
 応答速度 12ms (不明確)    (※2005/07製:SHARP 32インチ IT-32X2)



 

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省電力で長持ちの液晶モニタ
PCで利用するモニタは、数年前から完全に液晶式だけとなりました。それまでのブラウン管式のCRTモニタが、設置スペースを取る上に消費電力も大きかったのに対し、液晶モニタは省スペースで省電力、しかも長持ちするという利点があるからです。

価格面でも、薄型テレビの流行、携帯電話画面のカラー液晶化といった需要増加もあり、液晶モニタの低価格化は急速です。最近では、17インチ、解像度SXGA(1280×1024ドット)で20,045円以下という製品も珍しくありません。


店頭デモとスペッ???????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????ーは注意しましょう。

最近のモニタでは、最大輝度の平均値は300〜450cd/m2です。
コントラスト比
……白と黒の明るさの比率です。「600:1」などの数値で示しますが、左側の数値が大きい程コントラスト比が高く、ハッキリした鮮明な画像を得られます。しかし、高すぎると中間色がつぶれ、また、日光などの外光からの影響を受けやす??ります。反対に、コントラスト比が低いと、白い部分がグレーになってしまいます。

最近のモニタでは、コントラスト比はおおむね500:1〜1000:1です。


応答速度
……応答速度は、「白→黒」またはその逆に変化する速さのことです。単位はms(ミリ秒)で、この速度が遅い(数値が大きい)と、ゲームや映像で表示がついて行けず、画面に残像が残ったようになります。

液晶は、もともと応答速度が遅いのが弱点です。1973年、シャープが最初に発売した液晶電卓(EL-805、エルシーメイト)では、数字を押してから画面に数字が表示されるまで、実に「もっさり」とした感覚がありました。液晶の応答速度を上げるため、各メーカーは大変な苦労をしたのです。

2002年ごろに発売された液晶モニタでは、応答速度25〜30ms程度が標準的な性能でした。しかし、最近では16ms前後(中間色の応答は8〜10ms)が一般的で、動画再生にも十分な性能になっています。ただし、応答速度の概念はメーカーによって微妙に違いますので、デモ機での確認をお忘れなく。


入力端子
……PCと接続するための入力インターフェイスのタイプや数です。デジタル入力端子の「DVI-D」と、アナログ入力端子の「D-Sub」が中心で、デジタル・アナログの両方に対応した「DVI-I」などもあります。低価格のモニタではD-Sub1つのみ、値段が上がるとD-SubとDVI-Dの両方を備えるというのが、一般的です。

現在は、複数の端子を持つモニタが増えていますが、これらを同時に使用できる「2系統式」が便利です。2系統式モニタでは、複数PCの画面をワンタッチで切り替えられるため、1台のモニタを2台のPCで利用できます。

入力端子の見分け方は以下に