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たとえば、上の図のように解像度4×3(ドット総数12)の17インチと19インチがあるとします。
サイズは19インチが大きいですが、表示されているのは17インチと同じ1〜12までですよね。つまり画素(ドット)のサイズが変わるだけで、表示できる情報量は同じなのです。ただ、画素(ドット)のサイズが大きいとアイコンなどが大きく表示されるので、見やすいところはあります。
17インチと19インチの場合、解像度が1280×1024の製品が多いですが、謝った解釈だと19インチの方が大きいから、たくさん情報が表示できると思いますよね。
しかし、この場合解像度が同じであるため表示される情報量は同じです。


一方、上の図で言うと、同じ19インチでも解像度が違うと1〜12まで表示できるのと1〜20まで表示できる違いがあります。つまり解像度が高いほど沢山の情報を表示できるということです。

解像度の違いを体感するとき
パソ兄さんのサイトは、低解像度のノートブックでも、ちょうどよく見られるサイズにしてあるため、高解像度のモニタで閲覧すると小さく表示されます。つまりは一画面にたくさんの情報を表示されてしまうということです。
もし、自分のホームページを作るとして、制作環境が高解像度のモニタだったとします。
そのモニタでフルサイズのホームページを作ってしまったら、閲覧する多くの人が、画面枠に収まらないホームページをみなくてはなりません。上下左右にスクロールして見なくてはならないので、ストレスのかかるホームページになってしまいます。高解像度の液晶モニタは、必ずしも万人向けというわけではありません。

画素ピッチ(ドット・ピッチ)
上の解説で、解像度が変わればドットのサイズが変わると説明しました。しかし、画面サイズが上がると解像度もあがるのが基本なので、文字サイズがどれくらいの表示になるのか分かりませんよね。

そこで液晶モニタのスペック表記で「画素ピッチ(ドットピッチ)」というのを見ます。画素ピッチとは、画素と画素の距離のことをいいます。画素は正方形であるため、画素サイズとして見ても構いません。

画素ピッチでは「0.27mm」「0.294mm」といった表記がされています。この場合、0.27mmのほうがきめ細かいので、写真画像などがきれいに映し出されます。


しかし、文字の場合は構成されている画素数が同じなので、その分、文字が小さくなります。つまり、今まで0.294mmのモニタに使い慣れていた人は、0.27mmに変えるとテキストが小さくて見づらいという経験をします。
モニタの買い換えの時、文字の表示サイズを同じにしたかったら、同じ画素ピッチのものを選びましょう。これは画面サイズが変わっても同じことです。

ちなみに、液晶モニタはRGBカラー(レッド・グリーン・ブルーの光の3原色)ですべての色を表現します。画面で白いところは、実際は白ではなく、上の写真のようにRGBの3色で構成されます。不思議なことに遠くから見ると目の錯覚で白く見えます。


 

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省電力で長持ちの液晶モニタ
PCで利用するモニタは、数年前から完全に液晶式だけとなりました。それまでのブラウン管式のCRTモニタが、設置スペースを取る上に消費電力も大きかったのに対し、液晶モニタは省スペースで省電力、しかも長持ちするという利点があるからです。

価格面でも、薄型テレビの流行、携帯電話画面のカラー液晶化といった需要増加もあり、液晶モニタの低価格化は急速です。最近では、17インチ、解像度SXGA(1280×1024ドット)で20,027円以下という製品も珍しくありません。


店頭デモとスペッ???????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????ーは注意しましょう。

最近のモニタでは、最大輝度の平均値は300〜450cd/m2です。
コントラスト比
……白と黒の明るさの比率です。「600:1」などの数値で示しますが、左側の数値が大きい程コントラスト比が高く、ハッキリした鮮明な画像を得られます。しかし、高すぎると中間色がつぶれ、また、日光などの外光からの影響を受けやす??ります。反対に、コントラスト比が低いと、白い部分がグレーになってしまいます。

最近のモニタでは、コントラスト比はおおむね500:1〜1000:1です。


応答速度
……応答速度は、「白→黒」またはその逆に変化する速さのことです。単位はms(ミリ秒)で、この速度が遅い(数値が大きい)と、ゲームや映像で表示がついて行けず、画面に残像が残ったようになります。

液晶は、もともと応答速度が遅いのが弱点です。1973年、シャープが最初に発売した液晶電卓(EL-805、エルシーメイト)では、数字を押してから画面に数字が表示されるまで、実に「もっさり」とした感覚がありました。液晶の応答速度を上げるため、各メーカーは大変な苦労をしたのです。

2002年ごろに発売された液晶モニタでは、応答速度25〜30ms程度が標準的な性能でした。しかし、最近では16ms前後(中間色の応答は8〜10ms)が一般的で、動画再生にも十分な性能になっています。ただし、応答速度の概念はメーカーによって微妙に違いますので、デモ機での確認をお忘れなく。


入力端子
……PCと接続するための入力インターフェイスのタイプや数です。デジタル入力端子の「DVI-D」と、アナログ入力端子の「D-Sub」が中心で、デジタル・アナログの両方に対応した「DVI-I」などもあります。低価格のモニタではD-Sub1つのみ、値段が上がるとD-SubとDVI-Dの両方を備えるというのが、一般的です。

現在は、複数の端子を持つモニタが増えていますが、これらを同時に使用できる「2系統式」が便利です。2系統式モニタでは、複数PCの画面をワンタッチで切り替えられるため、1台のモニタを2台のPCで利用できます。

入力端子の見分け方は以下に